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OSS-DB Silver試験を採用した富士通ミドルウェアマスター新資格を発表―富士通とLPI-Japanがパートナーシップ締結で

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2017/03/31 13:28

 富士通とLPI-Japanは3月31日、オープンソースソフトウェアデータベースの「PostgreSQL」の技術者育成に向けてパートナーシップを締結したことを発表した。これを受け、富士通のミドルウェア関連の技術者認定制度「富士通ミドルウェアマスター」のデータベース資格で、LPI-Japanの「OSS-DB技術者認定試験Silver」(以下、OSS-DB Exam Silver)を採用する。試験の申し込み受付は4月1日より。富士通は2018年3月末までに、富士通グループ全体でOSS-DB Exam Silverの合格者が1000名規模に増えることを見込んでいる。

【訂正とお詫び】

 FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格の取得条件を「OSS-DB Exam Silver」の合格と記載しておりましたが、正しくは「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard試験」の合格です(FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard試験の内容はOSS-DB Exam Silver試験)。お詫びして訂正いたします。(2017/04/03 編集部)

 企業におけるインターネットを通じて取り扱うデータ量が急速に拡大しており、オープンソースデータベース(以下、OSS DB)の活用が拡大しており、とりわけ、OSS DBの「PostgreSQL[1]」は、多くの企業において採用が進む一方で、導入や運用を担う専門的な技術者が不足しており、その育成が急務となっている。

 富士通とLPI-Japanはこれらの背景を踏まえ、PostgreSQL技術者のスキル向上や、活躍の場の拡大を広げることを目的としたパートナーシップを締結。富士通のIT資格「富士通ミドルウェアマスター」に、LPI-Japanの「OSS-DB Exam Silver」試験を取り入れ、双方の資格認定者を増やすことで目的達成を目指す。

 富士通ミドルウェアマスターにおけるOSS-DB Exam Silverの位置づけ

 OSS-DB Exam Silverは、OSS DB(オープンソースソフトウェアのデータベース)に関する技術力と知識をLPI-Japanが中立的な立場で認定する「OSS-DB Silver」資格を取得するための試験。PostgreSQLを基準のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)として採用し、PostgreSQLの基本的な設計、開発、導入、運用ができる技術者を認定する。上位資格には、PostgreSQLを用いた大規模なデータベースシステムの改善、運用管理、コンサルティングが可能な技術者を認定する「OSS-DB Gold」がある。

 一方、富士通ミドルウェアマスターは、富士通のミドルウェア製品を扱う技術者を対象に、さまざまな試験を実施することでその合格者に対し、富士通が資格を認定する制度。資格には「データベース」「アプリケーション基盤」「運用管理」「セキュリティ」「クラウド」「モバイル」「セールス」の7分野がある。

 富士通は、これらのうちデータベース分野で次の2試験を4月1日よりスタートさせる。

FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard
取得条件 FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard試験(以下、Professional データベース Standard試験)の合格
認定内容 PostgreSQLをもとにシステムの設計、開発、導入、運用が可能な技術者
FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Enterprise V1
取得条件 FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格の取得+富士通のeラーニング受講
認定内容 PostgreSQLに富士通の技術を組み込み、設計、開発、導入、運用ができる技術者

富士通ミドルウェアマスター「Professional データベース」体系図(出典:[プレスリリース])(http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/03/31-1.html)

富士通ミドルウェアマスター「Professional データベース」体系図(出典:プレスリリース

 ただし、Professional データベース Standard試験の内容は、LPI-JapanのOSS-DB Exam Silver試験。Professional データベース Standard試験の受験申し込みなども、LPI-JapanのWebサイトへ誘導される。つまり、実質的にはOSS-DB Exam Silver試験の合格をもって、FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格を認定することになる。

 Professional データベース Standard試験に合格した人は、OSS-DB Silver資格にも同時認定される。また、OSS-DB Exam Silver試験に合格した人も、富士通に申請することで、FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格の認定を受けられる。

FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard/Enterprise V1の取得パスとOSS-DB Silverとの関係。この図には示されていないが、OSS-DB Exam Silver合格者は富士通に申請することでFUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格も認定される(出典:[富士通ミドルウェアマスター「Professional データベース」の資格体系について](http://www.fujitsu.com/jp/products/software/resources/mwmaster/common/db/index.html)

FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard/Enterprise V1の取得パスとOSS-DB Silverとの関係。この図には示されていないが、OSS-DB Exam Silver合格者はLPI-Japanに申請することでFUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard資格も認定される(出典:富士通ミドルウェアマスター「Professional データベース」の資格体系について

 なお、現行のデータベース分野資格「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース V1」は、4月30日(日)にて配信を終了。FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standardと同Enterprise V1に置き換えられる。上位資格の「FUJITSU Certified Middleware Master データベース V1」については、今回のパートナーシップ締結による変更などはない。

 富士通では、2018年3月末までに、富士通グループ全体でOSS-DB Exam Silver試験の合格者が1000名規模に増えることを見込んでいる。

[1]: カリフォルニア大学バークレー校で開発されたデータベースシステム「POSTGRES」を元に、PostgreSQL Global Development Group によって開発/維持されているOSS DB。

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