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LANとイーサネット ~ 小さなネットワークの集合とそれを支える技術

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Gene[著]
2016/03/03 14:00

 シスコシステムズの認定資格「CCENT」の合格に向け、ゼロからネットワークの学習を始めるという方のための連載第4回です。今回は「LAN」を取り上げます。LAN(Local Area Network)は、皆さんに最も身近なネットワークでしょう。社内のネットワークやご家庭のネットワークもLANです。LANの構築で現在、一般的に使われている技術がイーサネットです。そのため、解説はイーサネットにフォーカスして進めます。

LAN(Local Area Network)

一言でいうと

企業の拠点内など地理的に狭い範囲のネットワークの集合で、主にイーサネット技術を利用する。

試験のポイント

  • LANを構築するためによく利用されているイーサネット技術の特徴を把握しておきましょう。
  • イーサネットで通信相手を識別するためのMACアドレスの特徴を説明できるようにしておきましょう。

LANの概要

LAN(Local Area Network)とは、地理的に狭い範囲のネットワークの集合です。企業の拠点内のネットワークや一般家庭のネットワークがLANの典型的な例です。原則として、LANは利用するユーザがネットワークを構築して運用管理を行います。

図1:LANの概要
図1:LANの概要

LANの技術

LANを構築するために、一般的に利用されている技術がイーサネットです。以前は、FDDIやトークンリングといった、イーサネット以外の技術が利用されることもありました。しかし、現在では、ほぼイーサネットのみになっているといっても過言ではありません。また、スマートフォンやタブレットなどの普及を受けて、無線LAN(Wi-Fi)もLANでよく利用される技術になりました[1]

前述のように、LANを構築するのはユーザです。LANを構築するためには、イーサネットや無線LAN(Wi-Fi)に対応したネットワーク機器やPC、サーバなどを利用します。具体的には、イーサネットインタフェース[2]を持つルータやレイヤ2スイッチなどのネットワーク機器と、イーサネットインタフェースを持つPCやサーバなどを接続します[3]

写真:PCに装備されているイーサネットインタフェースの接続口。右側がケーブルを差し込んだ状態
写真:PCに装備されているイーサネットインタフェースの接続口。右側がケーブルを差し込んだ状態

機器やPC、サーバの間をケーブル(有線)で接続する場合には、イーサネットに対応しているUTPケーブル[4]光ファイバを使います。無線LAN(Wi-Fi)を利用して接続する場合には、無線LAN(Wi-Fi)に対応している無線LANアクセスポイントと無線LANに対応しているノートPC、スマートフォンやタブレットが必要です。

イーサネットや無線LANを使用したLANの構築例を図2に示します。

図2:イーサネットや無線LANを使用したLANの構築例
図2:イーサネットや無線LANを使用したLANの構築例

[1]: 現在のCCENT試験では、無線LANの問題は出題されません。

[2]: ネットワーク機器やPC、サーバなどがイーサネットで通信を行うための接続装置。イーサネットポート、LANポート、NIC(Network Interface Card)とも呼びます。

[3]: CCENT試験で特に重要なのは「レイヤ2スイッチの動作」です。レイヤ2スイッチの動作は、連載の中であらためて詳しく解説します。

[4]: いわゆるLANケーブルのこと。8本の銅線を2本1対、4対をより合わせているケーブルです。


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著者プロフィール

  • Gene(ジーン)

    2000年よりメールマガジン、Webサイト「ネットワークのおべんきょしませんか?」を開設。「ネットワーク技術をわかりやすく解説する」ことを目標に日々更新を続ける。2003年にCCIE Routing and Switchingを取得。2003年8月に独立し、ネットワーク技術に関するフリーのインストラクター、テクニカルライターとして活動中。

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連載:シスコCCENT合格をゼロから目指す人のためのネットワーク超入門

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