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【認定Java Silver】値コピーと参照情報のコピーを習得する

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2015/11/16 09:00

 本連載では、試験範囲の中でもつまづきやすい部分や、理解しづらいトピックを紹介していきます。各回では、前半に技術解説、後半に確認問題を掲載します。ぜひ、実際に問題を解きながら理解を深めてください。なお、現在はSE 7とSE 8のいずれの試験も受験可能であるため、主に共通して出題されるトピックを扱うこととします。連載1回目となる本記事では、「値コピーと参照情報のコピー」について解説します。

Java言語の基本データ型と参照型

値コピーと参照情報のコピーの違いを説明する前に、まず、Java言語のデータ型について確認しましょう。 Javaでは、コード内で様々なデータ型の値を扱うことができますが、2種類に大別されます。

基本データ型
byteshortintlongfloatdoublecharbooleanの8種類
参照型
クラス、配列、インタフェースなどを含む基本データ型以外の型すべて

基本データ型と参照型のいずれの値も実装処理で使用するだけでなく、メソッドの引数や戻り値にも使用できます。しかし、似たようなコードでも、どちらのデータ型を使用しているかによって、挙動に違いがあります。Silver試験でも出題率が高く、上位試験であるGold試験でも求められる内容なので、しっかりと押さえていきましょう。

引数・戻り値における基本データ型と参照型の違い

基本データ型の場合

それでは始めに、基本データ型の動きをサンプルコードで確認してみましょう。このサンプルは、メソッドの引数に基本データ型であるint値を使用します(Sample1.java)。

■Sample1.java
public class Sample1 {
  public static void main(String[] args) {
    int num = 10;
    method1(num);
    System.out.println("mainメソッド側:" + num);
  }
  public static void method1(int num) {
    num += 10;
    System.out.println("method1メソッド側:" + num);
  }
}

3行目でint型の変数num10を代入し、4行目ではmethod1()メソッドの呼び出し時に、num変数を引数値として指定しています。 7行目で、この引数値をnum変数で受け取り、8行目で10を加算して、9行目で出力しています。つまり、num変数の値は「20」です。その後、処理は呼び出し元に戻り5行目が実行されますが、出力結果は「10」です。

■Sample1.javaの実行結果
prompt>java Sample1
method1メソッド側:20
mainメソッド側:10

なぜ、5行目の出力が「20」にならないのでしょうか。

これは、メソッドの引数や戻り値に基本データ型を使用した場合、値のコピーがやり取りされるからです。


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