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情報セキュリティマネジメント試験 合格者に聞く! 問題の傾向/対策と一番大切な受験メリット

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 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が4月17日に行った平成28年度春期情報処理技術者試験において、「情報セキュリティマネジメント試験」の第1回が実施された。政府がサイバーセキュリティの強化策を打ち出す中で、情報システム部以外の業務部門にも情報セキュリティを理解している人材を置くことを目的に新設された試験である。本稿では、その第1回試験で見事に合格された佐々木啓一さん、橋本和香さんのお二人に、実際に受験した感想やメリット、試験内容に関する意見やIPAに対するリクエストなどをうかがった。

情報セキュリティマネジメント試験の概要はIPAのWebページをご覧ください。

次回試験は10月17日(日)に実施されます。

受験申し込みはこちらから。〆切は8月19日(金)ですので、受験される方はすぐ!

合格を目指すための学習書も各社から刊行されています。

なぜ受験したのか

――はじめに、自己紹介をお願いできますか。

佐々木:現在、株式会社ジャステックという開発会社に勤めています。30年ほど開発者をやった後に、ジャステック社内で教育部門を設立しました。定年を迎えましたが、現在も嘱託という形で社内向けにさまざまな技術教育を続けていて、情報セキュリティに関してはアセスメントや社員の教育、啓蒙活動を行っています。

橋本:私は、電子書籍のストアを手がける株式会社ブックウォーカー(株式会社KADOKAWAの子会社)に勤めています。電子書籍が専門の会社なので、ITに寄っている会社だと思います。所属する経営戦略室では、経営の方向性を判断するための情報や資料の収集、新規事業のプランニングなどを行っています。

 また、情報セキュリティマネジメント試験合格をきっかけに、社内の「IT委員会」というチームに参加することになりました。開発者などITのプロが居並ぶ会に飛び込んだ格好となります。あと、実は昨年6月まで翔泳社に在籍し、書店営業をしていました。

――ありがとうございます。始めに、情報セキュリティマネジメント試験を受験しようと思い立った動機や理由を教えてくださいますか。

佐々木:ソフトウェア開発を専業としている当社では、日々の仕事の半分ぐらいは情報セキュリティがらみという状況です。情報資産の分類からアセスメント、その対策、実行などをぐるぐる回しています。また、定年前には、社内向けのメールマガジンも発行していましたし、頭の中はすっかり「情報セキュリティ脳」です。

 加えて、もうすぐ嘱託期間が終了して会社を辞しますから、名刺に何か資格を書き入れたいなと思っていました。そんなこともあり、せっかくの情報セキュリティ脳をうまく使えないかと考えていたところ、昨秋にIPAより、平成28年度春期から情報セキュリティマネジメント試験を開始するというアナウンスがあったんです。

 今後、開発者としてやっていくならば、ソフトウェアにセキュリティを作り込むためのスキルとして、情報セキュリティスペシャリスト試験を受ける道もありました。しかし、これからはシステムを守る、運用していく方向で、個人事業主や中小企業に向けて何かお手伝いをしていくのもいいかなと。それで情報セキュリティマネジメント試験を受けることにしました。

佐々木IT粗物店(準備中)代表見習い 佐々木啓一さん
佐々木IT粗物店(準備中)代表見習い 佐々木啓一さん

――すばらしいですね。いつか自分もそんな境地に至りたいです。橋本さんはなぜ、情報セキュリティマネジメント試験を受験されたのですか?

橋本:経営戦略室での業務では、会社の、いわゆる中枢の数字や、社員の個人情報を取り扱っています。そのため、情報セキュリティに関して意識を高くしたほうがいいかなと思った、というのが直接的な動機です。IT委員会への参加条件になっていたとか、そういうことはありません。むしろ、情報セキュリティマネジメント試験に合格したことを伝えたら、じゃあ参加しなさいとなりました。

 ただ、これは表向きの動機で。私は過去にセキュリティエンジニアをしていたので、資格を取ってその経験を形にしてみたいと思ったのが本音です。情報セキュリティマネジメント試験は「エンジニアじゃなくても取れる」をうたい文句にしていましたし、「もしかすると、簡単に取れるかも」と思ったってところも(笑)

佐々木:そう、そこですよね!

――なるほど。ハードルが低いということも含めて情報セキュリティマネジメント試験を選んだと。でも、以前はプロのエンジニアだったわけですから、情報セキュリティスペシャリスト試験でもよかったのでは?

橋本:うーん、現場を離れて10年近く経ちますし、スペシャリスト試験よりマネジメント試験かなと考えました。


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著者プロフィール

  • 市古 明典(資格Zine編集長)(イチゴ アキノリ)

    うさぎ化してますが、1972年の子年生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。資格学習書と開発者向けWebメディア両方の経験を活かして、ITエンジニアのスキルアップを支援できればと思い「資格Zine」を立ち上げた。なお、9月から翌年2月まではNFL観戦のため、常時寝不足。

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